(2)CDを聴く:「リンカーンシャーの花束」グレインジャー管弦楽曲集
昨日は中学校時代の同級生と久々に再会。十数年ぶりにの再会にも関わらず普段の友人と会話するのと何一つ変わらなかったりして、やっぱり同級生なんですねえ。。。。。
ところで昨日の痛飲コースは、ビール、マッコリ、スパークリングワイン、赤ワイン、白ワインと、、、、大人げもなく見事に出来上がりっ!!。終電で帰宅出来たにもかかわらず、最寄りの駅を「二駅」寝過ごしまして、びっくりして降りた駅にはタクシーなぞ止まってなくて、40分近く戻り歩くというおまけ付き。で、今朝は見事に二日酔いで頭がガンガン。お昼まで寝てました。。。天気も良かったのに。。もったいない。
ということで、
「リンカーンシャーの花束」グレインジャー管弦楽曲集/サイモン・ラトル(東芝EMI TOCE-13382)
1. 組曲:早わかり(1916)
第1曲:到着ホームでうたう鼻歌
第2曲:陽気な、しかし物足りなそうな
第3曲:田園詩
第4曲:「ガムサッカーズ」マーチ
2. トレイン・ミュージック(1976、通常のオーケストラ用、エルドン・ラスバーン版)
3. カントリー・ガーデンズ(イングランドのモリス・ダンスの調べ)(1950、レオポルド・ストコフスキー版)
4. 鐘の谷~ラヴェル作曲「鏡」より(1944)
5. 組曲:リンカーンシャーの花束(1937)
第1曲:リスボン(船乗りの歌)
第2曲:ホークスト-農園(守銭奴とその召使い)
第3曲:ラフォード猟園の侵入者(密猟の歌)
第4曲:元気な若い船乗り
第5曲:メルボルン卿(戦いの歌)
第6曲:行方不明のお嬢さんがみつかった(踊りの歌)
6. パゴダ~ドビュッシー作曲「版画」より(1928)
7. 戦士たち(想像上のバレエ音楽)(1916)
このパーシー・グレインジャーというオーストラリアの作曲家、あまりメジャーではありませんがなかなかおもしろい。
別名「オーストラリアのアイヴズ」。既成のジャンルや形式を嫌った独特な題名の作品には、変則的なリズムや複合的和声が駆使されている曲を多数残しています。民族音楽にも関心を抱き、録音機を持って英国各地を歩き回り、それを素材に編曲作品を出版したりしています。「ロンドンデリーの歌」は有名ですねぇ。
この中で、タイトルにもなっている「リンカーンシャーの花束」はもはや吹奏楽の古典として有名な曲ですし、ラベルの「鏡」の編曲も、旋律打楽器を駆使していろんな鐘の音が聞こえてきます。めちゃくちゃ色彩的、まさしく「ガムランの世界」のような。
私の一押しは最後の「戦士たち」です。
副題を「管弦楽と3台のピアノ、チューンフルパーカッションのための想像上のバレエ音楽」といい(ライナーノーツより)、旋律打楽器を豊富に使い指揮者が3人必要な楽曲なのだそうですよ。一度生演奏を見てみたい!
また、演奏を聴いていると、また相当いろんな楽器を使っていそうな感じ。これまたスコアを見ていないので想像だけですけど。
演奏時間は18分でこれまた結構長いがこれが飽きません。大スペクタクルに囲まれた起承転結がわかりやすい曲というとなんだか平たい表現なのだが、いろんな主題が出てくるのですが、冒頭に書いたとおり決まった形式の中に書かれたということもなく、ダラダラと18分が一曲(単一楽章)になっています。(一応曲の区切りは8つあります。)でもダラダラしているなんて全然聞こえないのです。
途中12分あたりから、2つの違う音楽が入り組んで聞こえてくるところがあります。片一方を戦いの音楽とすれば片一方はゆったりとした癒しの音楽とでもいうのでしょうか。このへんから、楽器群による別々の和音進行が鬼のように聞こえてくるようになり、大音量サラウンドで聴いているとちょっと方向感を見失って眩暈を起こしそうになります。そして突如クライマックスが第一主題をひっさげてどっかーんと登場。最後も印象的な終わり方をします。演奏もすごく印象的で素晴らしい。
晩年のグレインジャーは「鳥の飛翔の様な旋律、大洋の波のようなリズム、夕空のような和声」を実現するため、伝統的な音階・拍子・和声から解放された「自在音楽」を実現するために自動演奏機械の開発に没頭したそうです。どんなものだったのでしょうね〜。

